皆さんじゃがいもはお好きでしょうか?じゃがいもを使用した料理といえば、肉じゃがやコロッケ、ポテトサラダ、フライドポテト、マッシュポテト、ヴィシソワーズ等々たくさんありますが、今回は「アッシェパルマンティエ」を紹介したいと思います。
じゃがいもは、小麦、米、とうもろこしといった主要農作物が育たない土地でもよく育ち、生育期間が75日と短く、比較的手間もかからず、なおかつ多産であり、地中で育つため鳥害の影響も受けにくいため、庶民の食料として爆発的に普及しました。
栄養も豊富で、料理の素材としても汎用性が高いため、他のどの野菜よりも消費され、世界的な消費量で言うと、小麦、米に次いで多いほどです。
じゃがいもの発祥は南米アンデス地方のペルーとされ、十六世紀にスペイン人征服者によってインカが滅ぼされたのち、ヨーロッパにもたらされました。
フランスでは、当初は観賞用の園芸野菜として栽培され、その多くが家畜の餌となっていました。フランスでじゃがいもが食用として普及したのは、薬剤師のアントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエの尽力によります。他の多くのフランス人と同じくじゃがいもを食べたことがなかったパルマンティエが、7年戦争の際にドイツ軍に捕えられ、捕虜生活を生き延びる中で、じゃがいもの高い栄養価に着目するようになり、フランスに帰国してからは人間の食べ物としてじゃがいもを推奨するようになりました。
「アッシェパルマンティエ」という料理名はあまり聞き馴染みがないかと思いますが、フランス語で「アッシェ」はみじん切り、「パルマンティエ」はじゃがいも料理のことです。パルマンティエの功績を讃えて、フランスのジャガイモ料理には「パルマンティエ」の名前が残っているんですね。
跳ね馬のアッシュパルマンティエは、マッシュポテト、チーズと跳ね馬特製デミグラスホースをオーブンで焼き上げます。是非一度ご賞味ください。